Prince2アジャイル公式マニュアルをご紹介しよう。
Prince2 Agile公式マニュアルは、2015年にアクセロス社から発行された。
3部構成で342ページの分厚いマニュアルである。
2018年3月現在、日本語版は発行されていない。
公式マニュアルは試験会場持込み可能だ。
アジャイル版プリンスの資格試験を検討している人は、一冊持っておくといいだろう。
Prince2 Agile資格試験概要はこちら。Prince2 Agile アジャイル版プリンス資格試験概要
著者はキース・リチャーズ(Keith Richards)氏。
ローリング・ストーンズのキース氏と同姓同名だが、別人である。
プロジェクトマネジメントおよびアジャイル界の40名超の専門家の協力を得て作られた。
公式マニュアルは3部構成になっている。各パートの概要は以下の通り。
Part1: 概論
- アジャイル版プリンスとは
- 固定パラメーターと非固定パラメーター
Part2: プリンス鉄板の4要素(以下4つの視点で、プリンスにアジャイルをブレンドするとどうなるかの説明)
- 7つの原則
- 7つのテーマ
- 7つのプロセス
- テーラリング
Part3: 5つの重要なポイント(プリンスプロジェクトをアジャイルでデリバリーする上でのポイントを切り出して説明)
- アジロメーター (The Agilometer)
- 要求 (Requirements)
- 密なコミュニケーション (Rich communication)
- 頻繁なリリース (Frequent releases)
- アジャイルの契約 (Creating contracts when using agile)
巻末には、スクラムの考案者であるケン・シュエイバーおよびジェフ・サザーランド両氏のスクラムガイドも収められている。
大規模アジャイルのフレームワークとして有名なSAFeとの互換性は高い。
(SAFeは Scaled Agile Frameworkの略で、考案者はディーン・レフィングウェル氏)
組織レベルでSAFeを採用するなら、先行して、単体レベルででPrince2 Agileに習熟しておくのはよい進め方だ。
Prince2をアジャイル視点で説明している指南書としてお薦めだ。
アジャイル版プリンスの基本はこちらPrince2 Agile アジャイル版プリンス 基本の基本
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