ビールで考えるプロダクトマーケティング 国産ビール四天王インプレッション

ソフトウェアではないが、ビールも立派なプロダクトのひとつである。

酒を呑まない人には全く興味の沸かない題材だが、今回はビールについて考えてみよう。

毎晩の晩酌にビールが欠かせない人も多いだろう。私もほぼ毎日ビールを飲む愛飲家である。

ビールは日本だけでなく、世界中で飲まれている。
世界のビールの種類は3万とも5万とも言われる。度数も様々で、0.5度~20度くらいまである(ボリュームゾーンは4~6度)。世界には40度というビールもあるようだ。醸造酒で40度だと、悪酔いしてしまいそうだ。。

クラフトビール等、小ロットの新商品がどんどん開発されているから、いくつあるのか掴みきれないが、今回は国産ビールで普通に手に入るものの中から、私が特に気に入っているプロダクト(銘柄)をご紹介したい。インプレッションは私の個人的な感想であるのでご留意いただきたい。

私がビールを選定する際、重視するポイントは4つある。

  1. 香り
  2. 喉ごし
  3. 缶やビンの印象(見た目)

価格はそれほど重要ではない。ビールの場合、一般的に一本200~300円だから、このレンジに収まっていれば気にならない。

では、今回選んだビールを紹介しよう。

タイトルに「四天王」と謳った通り、4つある。

  • ヱビスビール
  • サッポロ黒ラベル
  • よなよなエール
  • プレミアムモルツ<香る>エール

ひとつづつ見ていこう。

エビスビール

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見るからに縁起のいいビールである。福えびすが真っ赤な鯛を抱えているデザインに、金のパッケージ、お祝いにもってこいのプロダクトだ。

「エビス。ちょっと贅沢なビールです」のうたい文句の通り、プレミアムと書かれている。自分がもらっても嬉しいし、贈っても喜ばれる商品である。私は、お正月はこのビールと決めている。

  • アルコール度数: 5%
  • バイエルン産アロマホップ
  • 旨み成分を濃厚に感じられ、旨いビールを飲んでいる充実感が得られる
  • 造り手: サッポロ

サッポロ黒ラベル

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この黒丸に金星が目印だ。デザインはシンプルで力強い。飾り立てず、実力で勝負しようとする迫力が伝わってくる。エビスもサッポロだが、黒ラベルはど真ん中にも太字で「サッポロ」と謳っている。あたかも声が聞こえてきそうである。

ビールだけでも旨いし、料理と一緒に食べても合う、非常にバランスの取れた商品。「黒ラベル」は昔からある老舗ブランドで、店によっては、ビールは「黒ラベル」しか置かない所も。歴史も実績もあり、通好みのプロダクトと言えるだろう。

  • 度数: 5%
  • 旨さ長持ち麦芽
  • キレ・コク・苦みが三位一体となってダイレクトに楽しめる
  • 造り手: サッポロ

よなよなエール

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非常にオリジナリティーに溢れたビール。味も香りも個性的。ビールの存在感があるので、繊細な和食だと負けてしまうかもしれない。アメリカンなダイニングや、ビール単体で楽しみたい人にはオススメである。

デザインは夜をイメージしている。真ん中の黄色いのは月である。みんなでわいわい飲むのもいいが、夜ひとりで飲むのもオススメである。こちらのプロダクトは冷やしすぎないほうが旨い。

  • 度数: 5.5%
  • アメリカンペールエール
  • カスケード特有のグレープフルーツやレモンのようなホップ香が楽しめる
  • 造り手: ヤッホー・ブルーイング

プレミアムモルツ <香る>エール

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青いラベルがさわやか。とにかくプレミアムを前面に押し出したデザイン。外観はとても洗練されている。販売当初は濃い青であったが、ライトブルーになって更に爽快感アップ。中央の赤いマークがアクセントとなり全体を引き締めている。「プレミアム」と「香る」がキーメッセージだ。

マーケティングされている通り、香りがいい。ビールの香りをここまで楽しめる商品はあまりない。オンザビーチのホテル・ベランダから、青い空や海を見ながらいただきたいビールである。フルーティーなので女性も飲みやすいが、アルコール度数は高めの6%。

  • 度数: 6%
  • 目指したのは「ジャパニーズエール」
  • 香りとコクのピルスナービール
  • サントリー

以上の4つは、飲み味もデザインも様々だが、どれも私の大好物であり、イチオシである。私は常時2~3種類を冷やしておき、その時の気分でいただく。

ここまで読み進めてくれた人たちに感謝。

離脱した人が大半かもしれないが。。。勝手ながら、番外編として外で飲むビールも紹介しておこう。

  • コロナ
  • ハイネケン
  • ビッグウェーブ

コロナ・エキストラ

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言わずと知れたメキシコの名作である。コロナの飲み口にカットライムを挿していただく。ライムのフレッシュさとコロナのライトなコクが口の中でスパークして、なんとも言えぬ開放感が味わえる。

天気のいい日はテラス席で楽しもう。ちょっとしたリゾート感に浸れる。世界中で流通しているから、衛生上、治安上不安な国では、コロナがオススメだ。昔、メキシコでやたらカクテルをすすめる店で食事したが、コロナ一本で通して、無事生還した。度数も控えめの4.5度で安心である。

  • 度数: 4.5度
  • メキシカンプレミアムビール
  • カットライムと一緒がオススメ。お好みで、ライムに塩をひとふりしてからボトルに沈める
  • 造り手: モデーロ社

ハイネケン

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オランダ発の世界的に有名なビール。フルーティーなホップが特徴。グリーンボトルで有名だが、こちらはグラスに注いでいただくのがオススメ。アイリッシュパブやアメリカンダイニングでは、パイントやジョッキで楽しめる。とにかく香りがいい。飲む瞬間のフルーティーな芳香とスムースなの口当たりで、心地よくリラックスモードに。

  • 度数: 5度
  • 大麦麦芽、A酵母
  • 醸造に手間暇かける(28日間)
  • 造り手: ハイネケングループ

コナ・ビッグウェーブ

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アロマホップのフルーティな香りが特徴。喉ごしもシルキーで飲み飽きない。こちらも、香りを楽しむためにグラスに注いで飲んで欲しい。全体的にライトなので、日向ぼっこしながら、明るい内から飲みたいビールだ。

日本では一本400円近くするからやや高価だ。レストランでは800~1,000円だ。北米やオアフなら半額で手に入るため、日本では高く感じる。。

  • 度数: 4.5%
  • ゴールデンエール
  • 柑橘系のさわやかな味わいで、とても飲みやすい
  • ハワイでは安い
  • 造り手: コナ・ブルーイング・カンパニー

番外編も含めて7種類のビールをご紹介した。あなたのお気に入りも含まれていただろうか。

ビールマーケットは飽和状態である。それに、大手4社がマーケットの99%を独占している。

  • アサヒ
  • キリン
  • サッポロ
  • サントリー

だが、残りの1%を目指して成功しているヤッホー・ブルーイング社の例もある。この1%は、大手4社のビールになびかない顧客層で、どこにもない味わいを求めている。ここに照準を合わせるのだから、立派な「ブルーオーシャン戦略」である。

マーケットのガリバー達は大きなシェアを握っているし、長きに渡り愛される鉄板商品も持っている。

  • アサヒスーパードライ
  • キリン1番絞り
  • キリンラガー

定番商品であっても安泰はない。どんな商品もなにもしなければ廃れてしまう。定番だけに、大きく変えるのはリスクだが、中身の品質は磨き抜いているだろう。

どんなプロダクトも進化しなければ、いずれ絶滅する。

今回はやや強引に私の好きな麦酒を紹介したが、ご興味のあるモノがあれば是非お試しあれ!

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