ラージスケールスクラム(LeSS)にも、スプリントプランニングがあります。
スプリントプランニングイベントは、ワンチームスクラム同様、2部構成です。
共通のプロダクトバックログから、スプリントプランニングを経て、チーム単位でスプリントバックログを作ります。
以下、スプリントプランニングの流れです。
パート1(前半)には、プロダクトに関わる全チームのメンバーが参加します。
各チームのメンバーは自律したプロフェッショナルとして、自分たちのチームで作業するプロダクトバックログ項目を自分たちで選びます。プロダクトオーナーやスクラムマスターがバックログ項目をチームやメンバーに割り振ることはせず、チーム各々が自分たちで作業するバックログ項目をサインアップします(アサインされません)。
各チームのメンバーは、関連する(依存関係のある)バックログ項目について共通の作業を特定し、どのように協業したり調整するのか話し合います。
パート2(後半)では、同時に、しかしチーム単位で、実装のプランニングを行います。お互いのスプリントバックログを見ながらカンタンな調整事項を確認できるので、チームでプランニングに集中できる距離をとりながらも、行き来できるほどよい距離で行うのもオススメです。
ボッデ氏は、カフェテリア等、共通スペースの四隅で実施することを薦めています。
以下、LeSSサイトの原文も載せておきます。
- Sprint Planning Part 1: In addition to the one Product Owner, it includes people from all teams. Let team members self-manage to decide their division of Product Backlog Items. Team members also discuss opportunities to find shared work and cooperate, especially for related items.
- Sprint Planning Part 2: This is held independently (and usually in parallel) by each Team, though sometimes for simple coordination and learning two or more Teams may hold it in the same room (in different areas).
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