ラージスケールスクラムの導入には組織変革を伴うというはなし

LeSS導入のポイントとして、組織変革を伴うことが挙げられる。

LeSSでは「組織構造が文化を創る」と考えている。

従って、組織構造を変えないと、組織の文化は変わらず、何も変わらないのである。

今ある姿は、今までしてきた事の結果である。

「今」が好ましい状況なら、現行のプロセスを維持していけばいい。

「今」に改善点が認められ、今と違う将来にトランスフォーメーションしたいなら、今あるプロセスとそのプロセスを支える組織や体制を変えていかなくてはならない。

人に「変化しましょう」といっても、何も変わらない。人間は、元来、大きな変化は嫌うものである。だから、好ましい変化を促す仕組み作りが不可欠だ。その変化の呼び水となるのが「組織変革」である。

組織を変更できるのはマネジメントだ。だから、LeSS導入には、Prince2よりもSAFeよりも、マネジメントの覚悟とコミットメントが必要になる。

なにも変えなければ、なにも変わらない。

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