ラージスケールスクラム(LeSS)の組織変革は、人間中心な働き方を促すため

組織変革により、組織の中のロールや責任も変わる。スクラムやLeSSではプロジェクトマネージャーがいなくなる。。

危機感を覚えた人がいるかもしれません。

本質的なLeSSのベネフィットを享受するには、組織体制、その組織内の役割・責任、ガバナンス等の働き方の指針を変えなくてはなりません。

組織の階層や指揮系統を意識した「言われたことをする」働き方から、何をどのように進めるのか、自ら考え、創造性を発揮し、「主体的に価値を付加していく」働き方にシフトします。

新しいことかもしれませんが、危機感をいただくことではなく、人間らしい働き方を促す仕組みへの変更です。

LeSSでは、役割や責任範囲の変更は必須だと説きますが、それはロールや責任範囲の変更であって、雇用の変更（解雇）ではないことを強調しています。

以下、less.worksからの引用です。

We have observed many organizations that attempt to adopt LeSS but refuse to change the organizational structure, roles, and policies accordingly. All of them have failed in achieving the full benefits of using LeSS.

Part of the problem is personal safety. Of course people don’t want to lose a job because of a structural change. That’s one reason why LeSS adoption emphasizes the lean thinking principle of Job Safety, but not Role Safety.