組織変革はロールと責任の変更も伴うものである

組織変革をすると言うことは、その組織内の役職も役割も変わるということである。

スクラム同様、ラージスケールスクラムにもプロジェクトマネージャーはいない。だから、成熟したLeSS組織ならPMは登場しない。

マネージャーと呼ばれる人は残るが、彼らの役割は変わる。マネージャーの仕事は部下に命令することではなく、部下の仕事が捗るように彼らの作業環境を整えることだ。

マネジメントはメンバーを統率して、自ら作業を完遂する役割から、ビジョンとゴールを明確化し、メンバーが働きやすい環境やツールを整え、メンバーが自律して作業を完遂するのを支援する役割に変わる。

チームは組織のビジョンとゴールとの整合性を取りながら、自律した人間として、自分たちの働き方を最適化し、必要となる作業を判断し、完遂していく。

組織変革によって、既存の役職が廃止されたり、役割が変わったり、慣れ親しんだやり方と決別する必要が出てきたりと難しいこともある。そして、痛みを伴うこともある。

だが、これらの変更こそが、新たな企業文化を創造し、価値ある変革を推進する土台となるものなのである。

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