スクラムがスケールしても中央集権しない

組織はスケールするとピラミッド化しやすいですが、LeSS(ラージスケールスクラム)ではピラミッド型組織にはしません。中央集権すると、現場での対応が遅れ、やがて機能不全に陥るからです。

LeSS(ラージスケールスクラム)では、チーム間調整は自主的に行われます。各々のチームが、自己組織化されたチームとして率先して調整を図っていきます。

従来型のプロジェクトのように、プロジェクトマネージャーが音頭を取って調整会議は行いません。

調整が必要と感じたメンバーが、調整するチームに直接コンタクトして会話します。
非公式なチーム中心の分散型コミュニケーションです。

LeSSでは、自己管理されたチームが、必要な人たちと柔軟に調整ながらインクリメントを制作していきます。