あなたが外食する際、頻繁に通う店を思い浮かべて欲しい。なぜあなたはその店に通い続けるのだろうか?
- おいしい
- 店のサービスがいい
- 店の雰囲気がいい
- 帰り道などアクセスがいい
- 安い
あなたが店のオーナーだからという理由もあるかもしれないが、1つだけ選ぶとしたら、1番重要なのはなんだろう?
「おいしいから」ではなかろうか。
- 多少アクセスが悪くても、おいしければその味を求めて行くのではないか
- 店がぼろぼろでみすぼらしくても、料理がうまければ食べにいくのではないか
- 気むずかしそうな店主でも、料理がうまいなら食べにいくのではないか
この逆を考えれば、わかりやすい。
- 会社や自宅の近くであっても、まずいといかない
- 店がぴかぴかであっても、まずいといかない
- 愛想のよい店であっても、まずいといかない
- 安くても、まずいといかない
提供される料理が「うまい!」ということは、全てに勝る理由なのである。
うまい料理を出すために必要なのは、料理人の腕前である。もちろん、旬のものだとか鮮度のいい食材も大切だが、いい腕のシェフなくしてうまい料理は完成しない。
プロダクト制作も同じである。
魅力ある優れたプロダクト・サービスには、卓越したエンジニアリングが不可欠だ。トップクラスのプロダクトは、トップクラスのエンジニアたちが創る。
そして一流のエンジニアが一流であり続けるために、更には超一流になるために、エンジニアには実験と学習が不可欠である。料理と同じく、新しい食材を試してみる、和食でもフレンチの要素を取り入れてみる、他の料理人と一緒にコラボしてみる。
エンジニアも新しいソリューションを使ってみる。新しい作り方を試してみる。他のエンジニアと共同創作してみる。互いに学び、切磋琢磨して、技を磨く。
プロダクトをイノベーティブに進化させていくためには、関わるエンジニアの継続的な実験と常時学習が不可欠だ。そして、これらの時間は優れたプロダクトを創出するための投資としてプロダクトバックログに投入される。
革新的なプロダクト制作には、熟練したエンジニアの存在が不可欠なのである。