製品・サービスの開発を楽観的に始めてはいけません。新しくサービスを始めるときにはROIを考えます。ROIはリターンをインベストメント(投資)で割ることで算出します。ROIを高めるには、リターンを大きくするか、インベンストメントを小さくするしかありません。
プロダクト制作で理想的なのはリターンを大きくすることです。しかし、VUCAな時代で大きなリターンを期待することは困難です。あらゆるモノが仮説検証の対象であり、大きく儲かるプロダクトを初めから言い当てることは不可能です。
VUCAな局面で重要なポイントはインベストメント(投資)を小さくすることです。小さく始めて、小さく失敗(学習)することです。投資額が小さければ小さいほど、回収が楽になりその後のリターンを獲得しやすくなります。
投資を小さくするということは、大人数をかけないこと。時間をかけないこと。プロトタイプ制作の材料や資材も簡素にすることです。まるまる損しても学びを仕入れたと思える投資額にすることです。
経験値のない新規サービスが最初から当たると思ってはいけません。全ては検証の材料です。インプットを得るための投資です。プロダクト制作において、最初は小さく始めることがポイントです。小さく始めて、大きく育てていきましょう。