私達の仕事は大別すると「定型」と「非定型」があります。定型とは、いわゆる定常業務のことでルーチン化した仕事です。一方非定型はプロジェクトになります。
定常業務の中でも本当に安定しているものは、外注化したりアルバイトさんでさばきます。もちろんロボットによる自動化もあります。
定常業務の中で、いくらかバリエーションのあるものを正規社員が行う事になります。たまにバグったりする仕事なら、小さなタスクフォースをつくって進めるケースもあるでしょう。すなわち、昔に比べるとより多くのことが現場で吸収できるようになってきています。現場の柔軟性が高まっています。
このような状況でプロジェクト化されるものは、必然的に難易度は高くなります。現場の能力を超えて、現場では掬いきれないものをプロジェクト化する訳ですから、プロジェクトマネージャーにとってはチャレンジングな状況です。
難易度が高いということは、リスクが大きく透明性が低いですから、ワンショットで成功に導くのは困難です。ちょっとかじってみて検証するアプローチがフィットします。
以上のことから、これから大きなプロジェクトを担当するなら、いくらかアジャイルな要素を取り入れてリスクを薄めながら軌道修正できる(間違えても復帰できる)アプローチでプランを組み立てていくのがおすすめです。