プロダクトバックログに機能削減PBIもエントリーしよう

オートバイと車、信号が青になった際、飛び出すのはどっちでしょうか。ご存じの通りオートバイです。オートバイは加速しやすいです。それはなぜか?軽いからです。

一般的は乗用車は1500キロあります。そこに、1500㏄のエンジンを積んでます。

一方、バイク好きにはたまらないハーレーダビットソンは車重は300キロです。そこに、1800㏄のエンジンを積んでいます。

ハーレーの方がエンジンは少々大きいですが、大きな違いは車重です。ハーレーは300キロ。乗用車は1.5トンです。その差は5倍です。同じエンジンを積んでいれば、車重が軽い方が速いのは当たり前です。ハーレーだから速いのではなく、軽いから速いのです。

開発の文脈では、ちょっと機能追加するとすぐにバグッたりして、自分の重ささえ支えられないシステムをたびたび目にします。

大きな機能セットを支えるには大きなエンジンが必要になります。昔は3000㏄から4000㏄、4000㏄から5000㏄、そして6000㏄とエンジンを肥大化させてきました。今、力任せの戦略では持続できません。

私たちが使う製品・サービスに不要な機能はありませんか?

ボタンが多すぎてわからないユーザーインターフェースはありませんか?

年に1回しか利用しない機能でも、365日保守していかなくてはなりません。

無駄な機能やメニューは私たちの動作を鈍くしています。エンジンは同じでも、ライトでリーンなボディにすることで加速します。プロダクトバックログに、不要な機能やメニューを削減するPBIを含めてみてはいかがでしょうか。