魚釣りが好きな方はご存じでしょうが、釣れないときはいろいろ工夫します。餌を変えたり、ルアーを変えたり、テンションをかけたり、ゼロテンションにしたり、しゃくり方を変えたり。
ボトムから水面へと水深を変えたり、スポットを変えることもあります。
重要なポイントは一度にたくさん変えないことです。ルアーも変えてスポットも変えてしまうと、因果関係がわからなくなってしまいます。仮に釣果が出たとしても、ルアー変更による成果なのか、スポット変更による成果なのか特定できなくなります。
変えすぎると何が成果に寄与しているかわからなくなってしまうのです。
アジャイル開発でもイテレーション毎にふりかえり、改善活動と称して行動に変化をつけていきます。注意点は一度に多くを変えないことです。多くの改善活動を同時に行うと、成果が出たとしても特定が困難になります。
ふりかえりでは本当に重要なことをひとつ選んで次のイテレーションで実験します。変化はミリ単位で刻むイメージで丁度いいものです。