ユーザーインターフェースにはずばり目的を並べましょう。私はこれを「どこでもドア」UIと呼んでいます。
例えば旅行代理店のウェブサイト。いつから行くか。何人でいくか。子供もいるのか。部屋は何部屋なのか・・・から初めてはいけません。もちろん予約する上で必要なことですが、最初じゃなくていいのです。
「旅行に行きたい」には理由があるはずです。その目的をずばり聞くのです。
要領はこうです。
ダイビング特集
スキーリゾート特集
ウエディング特集
日程だとか、人数、部屋の数は目的を達成するための周辺情報にしか過ぎません。旅行代理店サイトに来るお客様には目的があり、その目的を達成することが一番重要なのです。
役所関係も同じです。住民票や戸籍抄本、それに印鑑証明書等、多くの公的書類があります。でも私たちが役所に行くのは何か目的を達成するためにそれらの書類が必要だから行くのです。
窓口に「ご結婚」「新居」「赤ちゃんが生まれたら」等のライフイベント単位で窓口があれば嬉しいですよね。複数の書類が必要でもひとつの窓口でまとめて出してくれるとありがたいです。役所の方の仕事単位でなく、利用者の視点でサービスを提供してほしいのです。
ユーザーが直接タッチするインターフェースや、利用者が直接訪れる窓口、これらは利用者起点で構成されるべきものです。
私たちが作るモノも、利用者の目的達成を助けるように機能・メニューを並べてお迎えしたいものです。