先日大リーグの試合を見ました。テレビでしたが迫力があります。毎回フルスイングです。
大抵は見事な空振りなのですが、気持ちがいいといいますか、当たらなくても悔いのないスイングぶりです。体の大きな外国人選手が思いっきりバットを振っているということもありますが、打つ気満々で、とにかく迷いがないのです。振り切っています。
野球は3割打てれば上出来ですから、大抵は空振りです。それだけ打つのが難しいゲームです。バッターがピッチャーを攻略するのが難しいゲームです。それでも臆病にならず、振り切っています。
どんなボールが来るかわからない中で、自分を信じて行動するのは時に度胸が試されます。それでも、3球3振、清々しいです。
アジャイルの文脈でも何が起こるかわかりません。特にエクストリームなドメインでは3日後の予測可能性はとても低いです。それでも、ひとたびスプリントが始まったらスプリントゴール達成に向けてフルスイングしなければなりません。迷っていてはスプリントが終わってしまいます。バッターボックスに立つからには、打ち返すことが唯一の選択肢です。
バッターボックスに向かう選手がどんな準備をして臨むのか。スプリントを始める私たちにも共通するコミットメントがあると考えます。うまくいく保証はありませんが、腰が引けていては進むものも進みません。
スプリントが始まったら、かっ飛ばす意気込みで、毎日フルスイングでいきたいものです。