スクラムのスプリントは1か月以内です。
スクラムガイドには次のように記載されています。
スプリントはスクラムにおける心臓の鼓動であり、スプリントにおいてアイデアが価値に変わる。
一貫性を保つため、スプリントは1か月以内の決まった長さとする。前のスプリントが終わり次第、新しいスプリントが始まる。
スクラムガイド(2020年11月版)
仕事の進め方は大別すると、「予測型」と「適応型」があります。
- 予測型: 計画どおりに物事を進めること
- 適応型: 変化を取り入れて、元の計画を適応させながら物事を進めること
予測型がむずかしくなるのは計画する範囲が長期になる時です。
今までの人生をふりかえってみてください。小学生の時に立てた計画(夢)どおりの人生を生きている人はどれくらいいるでしょうか?
プロになり大リーガーとなって活躍するとか、ヨーロッパのトップリーグで10番としてプレイするとか、夢を計画通り実行した偉大な人物もいますが、そのような人たちは少数派だと思います。
現代は変化のペースが加速していますから、予測型で進められるのは1週間とか2週間程度ではないでしょうか。海外出張も1か月先ならまだしも、2か月先だと怪しくなってきます。
未来の予測可能性を考えると、多くの場合において1か月が計画通りいける最大の長さと言えます。スプリントは予測型の最大のタイムボックスです。