スプリントレビューとスプリントレトロスペクティブ、スクラム初心者は混同しやすいイベントです。
スクラム実践者にとっては当たり前のことですが、改めて説明したいと思います。
スプリントレビュー
スプリントレビューの目的は、スプリントの成果を検査し、今後の適応を決定することである。スクラムチームは、主要なステークホルダーに作業の結果を提示し、プロダクトゴールに対する進捗について話し合う。
スプリントレトロスペクティブ
スプリントレトロスペクティブの目的は、品質と効果を高める方法を計画することである。スクラムチームは、個人、相互作用、プロセス、ツール、完成の定義に関して、今回のスプリントがどのように進んだかを検査する。
スクラムガイド(2020年11月版)
ひとことで言うと、レビューの対象は「プロダクト」、レトロスペクティブの対象は「プロセス」です。
レビューは、プロダクトゴールに対して今のプロダクトの状態がどうなっているかを検査し、今後の適応を促します。
レトロスペクティブは、コンテクストに対して今のプロセスがどうなっているかを検査し、今後の適応を促します。
まずゴールを検査し、次に私たちのあり方を検査します。