アジャイル開発では多様性が重要です。利用者の様々な要求を実装するには、多様な技術力を備えたチームが不可欠です。
とはいえ、個々のメンバーの違いにばかり注目すると、チームとしての一体感が醸成されません。メンバーの個性を大切にするとともに、共通点も積極的に探して、同じ価値観を共有するチームであることを確立していかなくてはなりません。
多様性のあるチームは、一般的にに共通項は少なくなります。共通項が少ないので、自然と異なる意見や考えを持つ状況が多くなります。多様性は多くの観点を提供しますから、思い込みや憶測をほぐし、コンセプトのバランスを整えることができます。しなしかがら、多様性の名のもとに、自分の意見を即反対されると、気分がいいものではありません。
意見は違えど、共通のゴールをもつチームですから、相手の意見をまず受け入れて、それから自分の意見を伝えることが重要です。 受け入れてもらえるだけで、気持ちは楽になります。 いったん自分のことを聞いてもらえた、理解してもらえたと思えることが重要なのです。
まず相手の言うことをしっかり聞くこと。そしてしっかり受け止めること。 相手を受け入れることで多様性を生かすチームをつくります。