ラージスケールスクラム(LeSS)の「現地現物」はトヨタが源流

日本人であれば、「現地現物」はなじみのある言葉だろう。

ルーツはトヨタ自動車である。
トヨタ流の中で、「現地現物」はカイゼンの重要な要だと説いている。

一般に「3現主義」と言われている。

現場に足を運ぶ
現場で起こっていることを知る
現状を知り、判断する

LeSSでも以下のように説く。

マネージャーは、本質的な課題を知る為に、現場に行くべきである。

マネジメントが自分の部屋にこもって、報告書を見ても正しい判断はできない。
現地現物とは、顧客価値が実際に創造されている現場を見て、一次情報を得て、マネジメントの判断を行うことである。

マネジメントが現場を見ることで、現場の課題を知り、現場と一緒に、且つより広い視野から解決策を考えることができる。

LeSSでは、”Go See” とか “Go See Understand” と言われる。

以下は原文の引用である。

What does it mean to practice Go See? That people, especially managers—including senior managers—don’t spend all their time in offices and meeting rooms, and don’t receive all their information via meetings, reports, email, and reporting tools. Rather, to know what is really going on and help improve (by eliminating the distortion that comes from indirect information), managers frequently go to the place of real work, stay there, and see and understand for themselves. In an interview, Toyota’s chief engineer quoted Taiichi Ohno, who insisted on managers practicing Go See at gemba: