アジャイルリリーストレインのインクリメントセットを統合する”システムデモ”

SAFe(Scaled Agile Framework)では、「システムデモ」と呼ばれる儀式を通して、動作するインクリメントを検査し、進捗をチェックします。

システムデモとは、2週間毎に実施される全チームの合同デモのことです。アジャイルリリーストレイン内の複数チームがそれぞれのインクリメント増分を統合して一斉にデモします。2週間で開発した成果を発表する全チームを跨がるデモ会になります。

ワンチームスクラムのスプリントレビュー同様に、顧客側のステークホルダーが参加する合同レビューイベントで「検査と適応」の場になります。ステークホルダーからフィードバックを得て、後続のスプリント、そして次のリリースの重要なインプットにします。

この2週間サイクルでデモされるインクリメントのことを「プログラムインクリメント」と言います。


(Source: Mr. Liam Kane)

上の図では、3チームが協業し、2週間毎にシステムデモと呼ばれる合同デモを行います(緑点)。そして3スプリント分のプログラムインクリメントを統合してフルセットのフィーチャーをリリースしています。