イテレーティブな進め方がよい理由はたくさんありますが、代表的なメリットを3つ纏めます。
- 実現可能性が高い
- 集中しやすい
- 結果がすぐ分かる
順番に説明していきます。
- 実現可能性が高い
イテレーション開発では、イテレーション毎にプランニングをします。プランニングの精度が一番高いのは、実行直前です。最新の状況を見て、プランに落とし込めるのですから、実現可能性の高いプランができます。実現可能性が高い計画は、チームに安心感を与え、チームを落ち着かせますから、実行にも好ましい影響を与えます。
- 集中しやすい
イテレーション開発では、イテレーション毎にゴールを設けます。そして、イテレーション・ゴールを満たす要求セットを選び実装します。チームはイテレーション・ゴールの実現に100%コミットします。イテレーション期間中、チームはゴールと無関係な作業は受け付けません。組織とマネジメントは、チームが最優先のゴールに専念できるよう、環境を整備しチームを妨害から守ります。
- 結果がすぐわかる
イテレーションは通常1~6週間です。時には、数日単位のイテレーションもあります。イテレーション開発では、イテレーション終了時に、結果を評価します。よくもわるくも、すぐに結果が顕在化する仕組みなのです。間違ってもすぐわかりますから、次のイテレーションで即座に改善していくことができます。
いかがでしたか?
イテレーティブな進め方のメリット:
- 実現可能性が高い
- 集中しやすい
- 結果がすぐ分かる
イテレーティブな進め方はソフトウェアの開発だけでなく、コードが介在しない作業領域でも活用できます。いろんなドメインやコンテキストで実験してみてください。