先日、歯痛を我慢していたら治ったという人に遭遇しました。彼曰く、年末に歯が痛くなったのだが、気合いで我慢していたら何も感じなくなった。治ってよかった!といいます。
当たり前のことですが、まず虫歯はほっておいても治りません。気合でも治りません。治療しないと治りません。我慢して耐えたということは、痛みを感じる細胞が死んだ。そして、痛みを感じられなくなったということです。
何事もそうですが、我慢することで物事は改善しません。我慢することは、返って改善を遅らせてしまいます。
反対に何事も大げさにリアクションする人がいます。 大して痛くもないのに、ものすごくいたがる大げさな人です。でも、そういう人を見ると、周りも声をかけたり、ちょっと診てみようかとなるわけです。 もしかしたら、それは大きな病気の前ぶれかもしれません。 重要なことに気づけるかもしれません。
アジャイルでは、早く検査して、早く軌道修正したり回復したりすることを目指します。 そのためには、みんなオープンに本音で会話し、多くの目と頭でチェックするのです。
我慢すると見逃してしまいます。異常の検出が遅れます。 アジャイルに我慢はいりません。