プロダクトへの向き合い方をワーキングアグリーメントで統一する

プロダクトゴールを達成するために、チームの働き方をルール化する方法としてワーキングアグリーメントがあります。

ワーキングアグリーメントはチームのルールですから全メンバーが順守します。働き方が揃うことで、結果としてのアウトプット品質も均一になり、対象となる製品やサービスに安定感をもたらします。

特にチームのメンバーが多様であればあるほど、効果を発揮します。インターナショナルなチームでは価値観も習慣も様々ですから、初めて日本人エンジニアと作業するに際には導入しておきたいことのひとつです。

海外では一般に靴を脱ぐのは寝る時とシャワーを浴びるときだけです。海外ではフカフカのカーペットでもずかずかと靴のまま入ってきます。リビングに入る前に靴を脱いでもらうのはルール化されなければ徹底してもらえません。

私はそれが言えなかったり、伝えきれないことで、部屋を何度も掃除していました。

習慣が違えば、ふるまいも異なります。ゴールを共有していても、前提条件が違うなら、行動はちぐはぐになります。構成員が日本人のチームならある程度の前提条件は共有されているでしょうが、インターナショナルチームではそうはいきません。デフォルトが5分遅れでイベントに参加する国のメンバーもいますから、時間厳守をルール化し、なぜそれが必要なのかを理解してもらわなくてはなりません。

思い思いに開発して一貫性のあるプロダクトはできません。結果の前に、働き方から揃えていく必要があります。

私たちのワーキングアグリーメントが形骸化していないか、構成員にマッチしているのか今一度チェックしたいと思います。

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