アジャイル開発で1番むずかしいこと

プロダクト構築にアジャイルを採用した場合、むずかしいことがいくつかある。

挙げだすときりがないが、代表的な課題をいくつか挙げよう。

  • 人材。優秀なエンジニア
  • 従来型の企業文化と組織
  • 技術的プラクティスの導入および安定稼働させるインフラ・ツールの整備
  • 協力会社(国内・海外)との契約と働き方
  • 個人単位の人事評価
  • ソフトウェアの会計上の扱い
  • 物理的なコロケーションスペース

他にもアジャイル導入を難しくしているものがたくさんあるだろうが、わたしが1番ハードルが高いと思っているのは人材だ。とりわけ、開発チームの人材である。

開発チームは単にプログラムが書ければよいというものではない。わたしの考えるアジャイルにマッチした開発者はこれだ。

・人間関係構築能力
・柔軟性
・学ぶ力
・顧客主義のマインドセット
・テクニカルスキル

ひとつずつ説明していこう。
・人間関係構築能力
アジャイルはチーム単位で共同する。同僚の開発メンバーもいるし、スクラムマスター、そしてプロダクトオーナーもいる。顧客グループと直接会話する事もあるだろう。だから、人とうまくやっていく力、人間関係を構築して継続的に維持していける力は必要不可欠だ。

・柔軟性
アジャイルは計画書・仕様書に記載されたとおりに作るのではなく、リアルタイムの顧客ニーズの実現に重きを置いている。時間の経過と共に、仕様は変わっていくし、計画だって変わっていく。それがストレスになるようだとつらくなる。頭を柔らかくして変化を楽しむくらいのメンタリティーが必要だ。

・学ぶ力
あなたが経験豊かなプログラマーであっても、周りの人間みな先生くらいに思ってないと後れをとる。アジャイルでは経験を通して継続的に学習していくことが求められる。それにアジャイルではふたつ以上のことができる多能工であることを期待される。自分の専門に加えて、ひとつでも多くのことができれば、チームを助けられる。だからチームサイズをコンパクトに保てるし、作業のボトルネックをスウォーミングしあって直ちに解消できる。マルチスキルなメンバーで構成された機能横断的なチームでなくては速やかな実装がおぼつかない。

・顧客主義のマインドセット
従来の開発であれば、目の前の仕様書と格闘していればよかった。アジャイルでは、全てがプロダクト単位で進んでいく。そしてプロダクトの先にいるのが顧客である。アジャイルの開発チームには、顧客の顔を浮かべながら、プロダクトビジョンに共感しながら、目の前のスプリントゴールの実現を目指す。手元の仕様書ではなく、その先の顧客価値を意識できるのがアジャイル開発者だ。

・テクニカルスキル。
これは説明不要だろう。1~2週間のイテレーションでインクリメントを作り上げる。腕に覚えのある開発者は多いに歓迎だ。

ここまで読んで気がついた方もいると思うが、こんなスーパーエンジニアめったにいない。

開発チームは作られるものだ。複数回のイテレーションを経て、磨かれてゆく。
テクニカルなスキルは必須だが、足りない部分は学んでいけばいい。

基本的な考え方として、人間性が重要だ。
より広い視野で、頭を柔らかくして、顧客の顔を思い浮かべながら、チームで協力しながらモノを作っていくことが楽しいと思える人がいい。

これもまたハードルは高いのだが。。

SCRUM BOOT CAMP THE BOOK

新品価格
¥2,592から
(2018/5/24 08:36時点)

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Google フォト

Google アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中