アジャイルに限った事ではないが、小さいチームで作業するのが一番だ。
一桁人数で作業する。
そうすれば、みんなの顔が見えるし、全員の作業内容も掴みやすい。
大規模アジャイルのフレームワークはたくさんある。
そして、アジャイルをスケールする組織も多い。
だが、関わる人が増えると、複雑になる。
人が増えると、自ずと部やグループが増える。そして担当者が増える。
結果、組織が分断されサイロ化が進んでしまう。。。
だから、一桁人数の単独チームで作業するのが一番いい。
1人のマネージャーが目の届く、スパン・オブ・コントロール(Span of Control)は7名である。
アメリカの特殊部隊も、少数精鋭部隊である。
大規模になると、同期を取りにくくなるし、機動力も生産性も落ちる。
大人数だとジャンケンも大変だ。
10人くらいまでなら決着がつく。
30名とか、100名になったら永遠に終わらない。。
大縄跳びも、多すぎると、引っかかる。
小さいチームなら、あらゆる事がカンタンである。
小さいチームで、しっかり団結して、練習して、噛み合えば、驚くべき高速で大縄跳びができる。
人が増えると、複雑になることは、科学的に証明されている。
米国プロジェクトマネジメント協会のPMBOKをご存じの方も多いだろう。
コミュニケーション・マネジメントの知識体系の中で「コミュニケーション・チャネル」について説明している。
nを人数とすると、コミュニケーションのチャネル数は以下の計算で表せる。
n(n-1)/2
2人: 1チャネル
3人: 3チャネル
4人: 6チャネル
5人: 10チャネル
6人: 15チャネル
7人: 21チャネル
8人: 28チャネル
9人: 36チャネル
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30人: 435チャネル
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100人: 4,950チャネル
人が増えると、トンデモなく、チャネルが増える。
だから、複雑になる。。
小さいチームならお互い顔が見える。
同じ戦略部屋なら、即座に声をかけあえる。
小さいチームなら、あらゆる事がカンタンだ。
全てのことが、シンプルで、楽なのだ。
だから、メンバーを増やすより、いまのチームはそのままに、やり方をチューニングしてベロシティーを最大化する方がいい。
プロダクトオーナーとスクラムマスターは、チームの成長を支援しよう。
ひとつの少数精鋭部隊で、プロダクト・ミッションを高速で成し遂げよう。
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