前回、アジャイルキットをご紹介した。
- 付箋
- サインペン
- 定規
詳細はこちら。
今回、アジャイル化を加速する便利なガジェットを、追加して紹介しよう。
- マグネットシート
- ハサミ・カッター
- マジックテープ
- マグネットピン
- 封筒
- カメラ
- タイマー・砂時計
マグネットシート
A4サイズのモノと、ロールタイプがある。
まずA4サイズのモノで試してみて、使い方が確立してきたらロールで多めに購入するのがオススメだ。
カラーバリエーションは豊富だ。白、黒、赤、青、緑のアソートもある。
A2サイズならテンプレートボードとしても使える。
![]() |
マグエックス ホワイトボードMX A2サイズ MXWH-A2 新品価格 |
ユーティリティーが一番高いのはホワイトだ。
主な用途は、以下の通り。
- アバター・名前カード
- 曜日
- 数字
- カラム線
順番に説明しよう
アバター・名前カード
マグネットシートは自由に加工できる。ハサミやカッターで好きな大きさに切って、アバターや名前カードを作ろう。直接書き込むならホワイトがいい。上に写真を貼るなら、マグネットの色はなんでもいいだろう。
曜日
曜日は月曜日~金曜日の5種類のカード。毎週繰り返して使うなら、マグネットシートが便利だ。
もし週末も稼働するメンバーがいるなら、土曜日や日曜日のカードも作ればいい。
数字
私が使っているのは1~10のカードである。スプリントの残日数を表わす。1なら、残り1日。10なら、残り10日だ。
タイムボックスを意識するため、毎朝、作業エリアの残日数ボードを更新する。
最近は1週間スプリトも増えている。限りある時間を意識するガジェットである。
カラム線
A4シートを細く切れば、線ができあがる。これを何本か作っておき、カラムを増やすときに使う。
繋げて、割り込みレーンも作れる。
チームボードが確立したら、マジックテープに切り替えよう。
チームの作業ボードを作って間もない初期段階なら、実験しやすいマグネットシートがいい。実験を経て、安定してきたら、マジックテープで固定化しよう。
普通のマグネットで弱いならクルマ用マグネットシートがオススメだ。
![]() |
コクヨ マグネットシート 300×200mm 白 マク-301W 新品価格 |
ハサミ・カッター
マグネットシートを加工する際、ハサミとカッターが必要だ。
子供の頃の図工みたく、チョキチョキ切りながら、わいわいアバターを作るのも盛り上がる。
手作り感満載ならハサミだ。美しさを求めるなら、カッターだ。
使う道具で、なんとなく個性もわかる。
マジックテープ
マジックテープもカラーバリエーション豊富だ。
作業ボードが確立してきたら、マジックテープで固定しよう。色はブラックがいい(ホワイトボードや白い壁に貼る前提である)。
カラムやレーンをマジックテープで固定すれば、ホワイトボードのお絵かきを消しても、枠は残るから便利だ。
割り込みレーンだけ、赤いテープで囲っているチームもある。
マグネットピン
強力なマグネットピンが市販されている。透明なピンとカラーピンがある。
ピンに意味を持たせて、依存関係のあるバックログやタスクに目印しよう。
関連タスクを、色つき輪ゴムや毛糸で結んでもいい。
輪ゴムや毛糸を、付箋に直接セロハンテープで貼るとすぐ取れてしまう。だから、マグネットピンで固定しよう。
![]() |
マグネットピン 超強力 Ninonly 透明 30個セット エコ素材 地図や冷蔵庫や掲示板に最適 オフィス、学校用 … 新品価格 |
プリントアウトした紙を、ちょっと貼って話したいときなんかにも重宝する。
![]() |
SUCOOL マグネットピン 超強力 透明 ピンタイプ 35個入り 7色 エコ材質 地図やホワイトボード、冷蔵庫に最適 オフィスや学校で 新品価格 |
封筒
完了タスク(使用済み付箋)を溜めていく封筒だ。
完了したら写真をとってシェアポイントにアップしたり、アルバム形式で保管する。
または、封筒に完了タスクを詰め込んで行って、厚くなった封筒を見て,モチベーションを上げよう。
封筒を追加する度、チーム全員でお祝いランチをしてもいい。
カメラ
普通の携帯カメラで構わない。
アジャイルでは、構想をカタチにするまでの時間を最短にする。
ホワイトボードの図を、グラフィックツールで整形するとスピードが落ちる。
カメラで写真を撮り、早速作ろう。タイムボックスではスピードが命だ。
中間成果物は、顧客に価値をもたらさない。
仕掛品に価値はない。完成品までの最短ルートを通ろう。
タイマー・砂時計
タイムボックスを意識するためのガジェットだ。
朝会は15分以内である。
時間軸で行動する習慣がつくまで、タイマーや砂時計を活用しよう。
打ち合わせには砂時計を持っていこう。
朝会なら、15分の砂時計をテーブルの真ん中に置いておこう。全員が必要な事だけ話すようになるから効果的だ。
他にもいろんなガジェットがあるだろう。
役立つものを、チームでどんんどん試していこう。改良していこう。
作業の仕方にルールはない。ワーキングアグリーメントはチームが決める。
目的に合ったツールやガジェットを選び、チーム力をアップしよう。
みんなで楽しんで作る方法を模索していこう!